爪あと
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こんにちはー
5月8日のこと。

震災後、初めて阿蘇(久木野)へ。
道路があちこちで通行止めなので、迂回して久木野へ進む。
阿蘇の草原にはのどかな放牧の馬たちも見られ、なんだかほっとした。

いつものあそ望の郷に来てみたけどごらんのとおり。
いつもは家族連れで賑わう広場はだ~れもいない。
ここは被害がなく、建物もそのままだし、地割れや道路の陥没もなかったよ。

ランもこのとおり。
あと2組くらいの方がいたかな。
気候のいい5月の行楽シーズンは、ランもすっごく多いのにね・・・

帰りに併設されている物産館で、阿蘇の復興のため・・とたくさん買い物をしたけど
「昨日からオープンしたんですけど、人が来てくれない事にはですね・・・・」
と、お店の方が言っておられた。
野菜の種類も数もいつもほどはなかったけど、それでも地元の農家の方の丹精こめた
野菜たちが並んでた。
このときはまだ震災から1ヶ月経ってなかったから、足が向かないのは仕方ないだろうけどね・・
空は青空、空気もきれいでいつもと変わりないランだったけど、変っていたもの。
それはランから眺める景色。


山肌はあちこちで大きくえぐられ、土砂崩れの跡。

ここは多分落ちてしまった阿蘇大橋の上の山。
ここの麓の大学の学生APでは3人の学生が被害に遭い、車で通行中だった一人は
捜査の甲斐もなく捜査が打ち切りになってしまった。

ランから眺める外輪山の景色が大好きだった。
空と雲と緑と。
雄大で、どの季節も素晴らしく、眺めているだけでほっとした。

足元ではいつもと変らないワンズの遊ぶ姿。

笑顔で足取りも軽く、久しぶりのランを自由に楽しんでいた。

何事もなかったような笑顔のコたちを見ていると、そのギャップに涙が溢れた。
何ができるかわからないけど、私にはこのコたちを守る使命がある・・と肝に命じた。
自然も人も動物たちも、少しずつでも元にもどりますように。

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